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  • 田中 賢一郎

イエローナイフ体験記

2015年4月からマギル大学に留学している田中です。

もともと島根県で糖尿病・内分泌代謝内科医をしておりました。こちらではマウスを使って骨粗鬆症とサルコペニア(加齢性筋肉減少症)の研究しています。次回は皆さんに研究についての報告ができるよう頑張ります。

さて今回、イエローナイフに行ってきたので報告します。

カナダ留学中にぜひしようと決めていたこと、それがイエローナイフでオーロラを見ることです。オーロラは、太陽風と呼ばれる、太陽から放出される荷電粒子が大気圏に突入し、酸素や窒素原子とぶつかって発光する現象です。蛍光灯の発光と同じ原理です。ぶつかる原子の種類や高さによって、青、緑、紫、赤などオーロラの色は変化します。オーロラの色、形、動きは毎回異なり、天から地球に送られた手紙にたとえられます。

今回、妻と2歳の息子と行きましたが、行きはトロント、カルガリー経由、帰りはエドモントン経由と乗り継ぎが多く、移動が大変でした。午前6時に家を出て、イエローナイフに着いたのが午後8時前、家族皆クタクタです(写真1)。が、到着したその夜からオーロラ鑑賞スタートです!

噂では聞いていましたが、オーロラ鑑賞施設に日本人が多くて驚きました。外でオーロラを待ち、寒くなったらティーピーという暖炉つきのテントで休憩します。「3泊で95%オーロラが見れる」が売りのツアーでしたが、ここ3日間オーロラが出ていないとのこと、かなり焦りました。

しかしオーロラを待つこと約2時間、突然周囲から歓声が上がりました。上を見上げると、オーロラです(写真2)!!

太い線状のオーロラが次々と夜空に現れました。一点から突然光が吹き出し、空全体に一気に広がっていくbreak upも何度か見れました。妻と息子は雪の上に寝転んでオーロラを鑑賞していました。一方私は、カメラ・三脚を持ってバタバタと興奮状態、「落ち着きなさい!」と妻から一言 笑。 結果、3泊して2晩オーロラが見れました。

11月のイエローナイフは日照時間が6時間と短く、特に観光スポットもないため、夜間のオーロラ鑑賞のためだけの旅行となります。体力をかなり消耗し、昼夜も逆転しましたが、宇宙の神秘に感動しました。機会があればぜひ一度イエローナイフに足を運んでください。

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