モントリオールでの賃貸物件の探し方
さあどこに住みましょうか?おすすめのエリアは、ダウンタウン、Westmount、NDG(Notre-Dame-de-Grace)、Plateau、CDN (Cote-des-Neiges)などです。大まかに言うと、モントリオール島の真ん中にある山(Mount Royal Park)の西側が英語圏、東側がフランス語圏のため、ダウンタウン(山の南側)から、西側のエリアが日本人に人気です。冬場は長く厳しい寒さが続くのでSTMのメトロの駅の徒歩圏内をおすすめします。お子様がいる場合は、学校の位置も大切ですね。 EMSBにおける小学校、ハイスクール(日本の中学、高校)の地図をチェックしてみましょう。
モントリオールで家族向けの住まいを探す場合、日本からインターネットなどを利用して部屋を探すことも可能 (例えば検索サイト Realtor Ca)ではありますが、契約する際は、必ず物件を確認しましょう(架空の物件をオンラインで契約し、前金を騙し取られるケースがありました)。こちらの住まいの多くが1年単位の長期契約となり、途中での解約は原則出来ません。モントリオールでは家主の権利が強く、長期契約での12ヶ月未満での退去は残る月数の家賃を支払う、もしくは次の入居者を連れてくる必要があります。また注意点として、前家賃を払う場合はあっても、敷金、礼金、デポジット等はありません(違法です)。そして退去時期が決まっている場合は、余裕をもって6ヵ月前には大家に、Email等の記録が残る文章でその旨を知らせましょう。
引っ越しシーズンのピークは6月末(7月1日からの契約)で、その時期の引っ越しは混雑するので避けた方が賢明です。また物件を決めるパターンとしては、ご家族より先に一人でこちらに一時滞在されて正式な住まいを探される方、あるいはご家族と一緒にこちらに来られて、正式な住まいが決まるまでご家族で一時滞在される方が多いです。一時滞在先としては、ホテルもいいですがキッチンがないと不便なので、短期契約可能なアパートメント(日本で言うとウィークリーマンションあるいはアパートメントホテル)やサブレット(部屋のまた貸し)も選択肢です。短期契約可能なアパートメントは、家具付きの部屋(Furnished)が多く、この場合生活に必要なものはたいてい揃っています。インターネット・テレビについても契約されており、入居時より使用することができます。家賃は高くなりますが、サービス料・市税などかかりませんので、多くの場合ホテルに長期間滞在するよりかは安くなります。一方、家具なしの部屋(Unfurnished)の場合、家具や生活に必要なものは基本的に自分で揃えなくてはなりませんが、家賃はその分、安くなります (家具の購入は、IKEA Montreal、Structube 等がおススメ)。因みにサブレットとは、契約中の部屋を別の人に使ってもらうという形態で、こちらでは一般的です。たとえば家主が旅行などで不在の間だけ部屋や家財を使用する契約を結びます。個人との契約になることが多く、値段はアパートメントよりも安いところが多いようです。
またほとんどの物件がオール電化のため、入居が決まったら電力会社に連絡しましょう(電気、水道は入居してすぐに使用可能です「ハイドロケベック(Hydro-Quebec)*ウェストマウント地区は「ハイドロウェストマウント(Hydro Westmount)」)。ちなみに水道料は無料です。
以下、賃貸契約で必要な豆知識です。参考にしてください。
インターネットとテレビ
ケベックでのTVインターネット二大会社 Videotron https://videotron.com/en, Bell https://www.bell.ca/
部屋のサイズ表記
1½ は簡易キッチンとバスルーム付きの大きな部屋
2½ は 2 つの独立した部屋とバスルーム
3½には独立したベッドルーム、リビングルーム、キッチン、バスルームがある
4.5 には 2 つのベッドルーム、リビングルーム、キッチン、バスルームがある
5.5 には通常 3 つのベッドルームがある
設備
冷蔵庫、オーブン、洗濯乾燥機などの家電(appliances)が付いているかどうかは要確認
水道代は通常大家持ちで、光熱費は物件によるので要確認
不審な家主
家主が国外に要るというのは詐欺の一般的な手口の場合があります、不動産所有者名簿で検索を
契約書
物件のタイプに関わらず、賃貸借契約書を交わすことが義務付けられている
メールや電話のやり取りだけでは契約にならない
個人情報漏洩
家主は社会保険番号、クレジットカード番号、運転免許証、パスポート番号、ビザ、銀行口座番号等を尋ねることは出来ない不必要な情報を答える必要はない
契約期間
通常1年契約
自動更新の可能性があるので条件は要確認
退去の3ヶ月前に大家に通知を行う必要がある
更新の最低3ヶ月前には大家からの賃料の値上げなどの通知が事前に来て、30日以内に応答する必要がある。
支払い
-正式な契約締結前に支払をしてはいけない
-家主は最初の月の家賃以外の敷金や手数料を要求してはいけない、要求されても支払わない
-仮想通貨などの追跡不可能な支払い方法は支払った証明が出来ないため危険、求められても応じないように
契約時期・引っ越し
大方の物件の契約は7月更新のため、3月ころからマーケットに物件が出始める、秋冬は物件が少なくなる
7/1のカナダ・デーは引っ越しの開始ベルの様なもので、引越し業者や貸しトラックが混み合う
5-6月中に契約や引越しすることを勧めます
現地で、日本人スタッフによる生活のセットアップが必要な方は、Welcome to Montreal のサービスをご活用ください。
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